百貨店美容部員の仕事中の身だしなみ"あるある”公開します!

百貨店に勤務している美容部員さんってすごくキレイなイメージですよね
某百貨店にて美容部員をしていた私ですが、色々と厳しい決まりがあるなんて事は想像もしていませんでした。

百貨店への就職前に思っていたイメージとの違い等もご紹介させていただきます。
是非、就職を考えている方はご参考になさってくださいね♪

こちらでも美容部員さんのお仕事内容を公開しています。
詳しいお仕事内容はこちら⇩

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美容部員になりたいと思ったきっかけ

まず、私が美容部員さんになりたいと思ったきっかけは、高校生の時に就職するか大学へ行くか進路に迷っていた時です。
できれば大学へ行きたいと考えていた私ですが、母には勉強も苦手だし大学へ行ってやりたい事があるのかと言われました。
父は何も言わないので、「大学行きたいの?好きにしたら」と一言。

このまま大学を受けるにも行きたい大学さえなく、何となく「大学行っておいたほうがいいかなあ」程度で、就職しようかとも考えていた時、同級生のある女の子が「私はヘアメイクがしたいから美容学校に行く」と言っていたんです。

それを聞いて、そういえば私って勉強はできなかったけどメイクとかヘアアレンジとか好きだよなと気づいた瞬間でした。

クラシックバレエを幼い頃から習っていた事もあり、発表会やコンクールでは必ずメイクをするんですよね。
それが、きっかけでメイクが好きになり、さらには自分の顔にコンプレックスをもっていた私がメイクをしたら顔が変わるという事を知っていて「もっと可愛くなりたい」「キレイになりたい」「どうせなら美容の仕事がしてみたい」と考えるようになりました。

同級生の女の子にどこの美容学校へ行くのか、学校の見学に行くなら一緒に行かないかと聞いたところ、○○美容学校へ今度見学に行くと言っていたので、それについて行くことにしました。

学校見学では、美容師になるコースや美容師の免許も取れるヘアメイクのコース・メイクだけのコース・ネイル・ブライダル・エステなどのコースがありました。

私はヘアアレンジは好きですが美容師というよりメイクがしたいと考えていました。
でも美容学校へ行くのにメイクだけってもったいなくない?メイクって美容師と違って国家資格とかないし・・・とふと思いました。

じゃあ、せっかくだし・・・ヘアメイクコースで一応美容師免許も取っておいてメイクの勉強もしよう!
他の学校も見に行くことなく、簡単に初めての学校見学でここへ入学することに決めてしまいました笑

入学してから気づいたのは、ヘアメイクコースって美容師免許を取るコースなので
私みたいに美容部員になりたい!っていう子よりはほぼ美容師になりたい!っていう子が大半でそのついで?じゃないですが撮影とかでメイクも必要になるだろうし的な子が多かったです。

ですが、同じコースのクラスメイト達は美容師を目指してはいましたがメイクにも興味があり仲良くなった友達も一緒に百貨店コスメを見に行ったり買い物したりと楽しかったです♪

学校はまあまあ街なかにあったので、沢山の化粧品に出会うことができました。
周りには百貨店も沢山あったので美容部員さんの接客も沢山受けれました。

専門学校に通っている時は19・20歳でしたので、目が行くのはやはり高級ブランドか人気のブランドですよね。
私も、M・A・Cやシャネルで働きたい!と思ったものです。

 

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美容部員さんの身だしなみ

キレイなイメージの美容部員さんですが、化粧品メーカーによっては決まりがあり自分の好きなようにはできないことも。

私もキレイになりたいと思い美容部員さんになった訳ですが、私の求めるキレイとその化粧品メーカーのイメージが合わなければ私のキレイになりたいと思っているイメージにはなれずガッカリ・・・なんて事もありました。

 

カラコンについて

今やメイクの1つとしてカラーコンタクトはかかせない!という方は多いのではないでしょうか。
私もずっとカラコンをしていて美容部員になってもカラコンライフの予定でしたが、百貨店へ就職したら怖い先輩に「カラコンは禁止!」なんて言われてガッカリしたものです。

入ってきたばかりの後輩は、「カラコン禁止とかありえない!」と、仕事をやめてしまうほど依存している子もいました。
それ程、今の時代大事なアイテムなんですね・・・。
まず、就職前に実際に働いている美容部員さんをみてカラコンチェックしましょう!

メーカーによって違いますが
高級ブランドや上品な国産ブランド系のメーカーだと、ナチュラルならOKというところもありますし全く駄目!というところもあります。
逆に見るからにカラコンだと分かるようなカラコンをしているメーカーさんもいます。

 

髪型・ヘアカラーについて

髪型は、基本まとめる事が多いですがメーカーによってやはり違います。
大体のメーカーは、肩以上にながければ髪をまとめてください程度かと思いますが、厳しいメーカーは毛先がでたら駄目というところもあるのでお団子か夜会巻きスタイルです。

また、髪型が決まっているところ(夜会巻きのみなど)もあります。
ボブなど肩より短い場合はそのまま下ろしていても大丈夫なところが多いかと思います。

可愛いイメージのジルスチュアートなどでは必ずコテで巻くのがルールなんてのも聞いたことがありますよ。

ヘアカラーについては、基本は黒にちかい茶色ぐらいまでです。
ただ、こちらもメーカーにより茶髪を推奨しているところもあります。

カラーに厳しいと髪の毛のカラースケールを頭に当てられて「はいっ!アウト!染め直し!」なんて言われて何度か染め直した事もあります。

 

ネイルについて

ほとんどのメーカーからポリッシュ(マニキュア)を販売している為、自社製品をつけなければならずジェルなどは禁止が多いです。

逆に言えばポリッシュ(マニキュア)を取り扱っていないメーカーでしたらOKなところもあります。
OKな場合も、お客様のお顔を傷つけるといけないのでストーンなどは禁止
アートはOKだけど派手すぎるのはNGなどです。

また、同じくお客様のお肌を傷つけるといけない為、爪は短くするのが基本
手のひらから見て爪がみえたら駄目!なんてよく言われたものです。

 

お肌について

美容部員さんとは化粧品を販売するお仕事です。
やはりお肌がキレイでないと説得力がありません。

私が接客していたあるお客様は、結構ハッキリ言うお客様で、普通に大きな声で
「○○で働いている人皆肌が汚いからあそこで化粧品買いたくないわ。」
「あの人(私の先輩)もすっごくお肌汚いわね!やっぱりお肌がキレイな人に接客してほしいわ。」
と、言っていました。

このお客様はハッキリ言う方でしたが、他のお客様でも結構こそっと
「肌の汚い美容部員さんがいるところでは化粧品を買わない。」とおっしゃっている方が多くいらっしゃいました。

ですが、体質もありますしストレスの多いお仕事で完璧なお肌の人なんて少ないんです。
ましてや、入ったばかりなんてメイクやスキンケアをつける練習でモデルになったりもするので何回もクレンジングして肌が荒れてしまう方もいらっしゃいました。
しっかりスキンケアをするのはもちろんの事、トラブルはメイクでもいいのでしっかり隠してキレイにみせましょう!

 

メイクについて

百貨店の化粧品売場に行くと、自分のメイクが薄く感じてしまうほど美容部員さんってしっかりメイクしていますよね。
自分が「このメイクが可愛い!」といくら思ってしていても化粧品メーカーでは、そのメーカー独自のメイクの仕方(アイラインの引き方やアイシャドウの入れ方)が決まっていて好きなようにメイクできない事もあります

実際に私は自社のアイテムでメイクをしていましたが、上司には
「アイシャドウの入れ方うちと違うけど」
「口紅こんなにしっかり色塗らないで」とか色々言われました。

メイクが好きな私としてはメイクの仕方(入れ方)まで決められているのは正直苦痛でした。

また、新商品が出るたびにメーカーでモデルさんにしているようなメイクをしなさいと言われますが、それが可愛い感じなら良いですが普段、街中を歩くには奇抜すぎるようなメイクの場合もあります

 

まつ毛エクステについて

今や、まつ毛エクステも人気で私もたまにしますが周りでも結構な人数の人がまつ毛エクステをしています。
ですが、こちらもネイル同様にマスカラや付けまつげを取り扱っているメーカーは、その商品を売らなくてはいけない為、まつげエクステ禁止のとろろも多くあります。

「自まつ毛をより美しく魅せるマスカラです!」
「ボリューム・カール・ロング効果抜群なんですよ!」
と、自分のメイクでお客様へアピールしなくてはいけません。

ですが、スキンケアの商品をメインでおしているメーカーさんは、まつ毛エクステや付けまつげを付けているところもあります。

ちなみにマスカラを売る際にも少し役に立つ記事がこちら⇩

 

まつげエクステについて以下のケース①、ケース②は実際にあったお話です。

ケース①

私が美容部員になりたての頃の研修では、まつ毛エクステを付けている子がいました。
そこで研修担当者からこのように言われていました。

研修担当者
まつエク禁止!今度とってきてください。

私からしたらあんなに怖い人ばかりいて、言い訳やつっかかるような事は怖くて下手に何も言えませんが、その子は必死に言い返していました。

研修生
まつエクがないと私駄目なんです!
まつエクがないと顔が薄いんです!
取るなんて絶対ムリです!

周りにいた何十人もの研修生が声を発することなく目をまんまるにしてそのやり取りをみていました。笑

 

ケース②

また、ある日新しく入ってきた後輩が結構濃い目のまつ毛エクステをしていました。

先輩達
まだ、入ってきたばかりで何も分からないから仕方ないよね。

という周りの声。
私もその通りだと思っていました。
そんな駄目なんてルール面接でもそうですし、誰にも言われず知るわけがありません。
さっそく入ってきたばかりの子に怖い先輩Aがわりと優しく言っていました。

先輩A
ここまつ毛エクステ禁止なんだよね。ごめんけど今度はずしてきてくれる?

 

新人
え!?そーなんですかー?
知らなかったですー。
駄目なんですかー?
まつエクつけたばっかりなんですけど・・・
と、今どき?のゆるーい感じの喋り方で何とか取らずにいたい新人さん。
それでも、先輩Aはこらえてそれがルールだと優しく説明していました。
その場では、一応「分かりました」と新人さんもこたえますが、裏では・・・

新人
まじであり得ないんですけどー。
そんなまつエク駄目とかカラコン駄目とか聞いてないし聞いてたらここで働かないし!
最初の面接とかでもこれで行ったけど何にも言われなかったし、駄目なら最初に言えって感じだし!
ムカつく!
絶対無理ー!まつエクも付けたばっかだし、ずっとまつエクしてきたのに今更取るとかないわー。
○○さん(私)も、最初入って来た時カラコンしてたって聞きましたけど、すぐやめたんですか?てか、やめれましたー?
私はやめれません。
こんな感じでブチギレでした。笑
私の場合は、先輩が怖すぎてブスになろうとなんだろうと取らなければならないと恐怖になりすぐとりました笑
こういう場面を何度見たことでしょう。
「それぐらいの事」と他人からみれば思いますが、やはり人それぞれコンプレックスがあったり今までしてきた事を急にやめろと言われてもなかなか受け入れられないんですね。
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まとめ

美容部員への就職を考えている方は、是非自分の働きたいイメージと合っているか店頭へリサーチしに行くのがオススメです。
就職が決まって入ってみたら、これは駄目あれは駄目と言われるこちらもきついですからね。

ですが、実際にその嫌な経験やルールのおかげで今では、まつ毛のメイクも人より上手くなりましたし、他にも経験値があがったなと感じています。
スキルをあげようと思うならば最初は嫌な事が山程あるかもしれませんが、我慢強く仕事してみるのも自分の経験値も上がりますしいいかと思いますよ。

嫌な上司だけでなく接客していれば、嫌なお客様も沢山いらっしゃるので対応の仕方の勉強にもなるなとか前向きにお仕事していただければストレスも少しはなくなるかもしれませんね。

ちなみに私のように一つのブランドに縛られるのが嫌だと言う方は、コスメコンシェルジュのお仕事もオススメですよ。

最近の百貨店では化粧品売場に百貨店勤務のコスメコンシェルジュをおいています。
その百貨店で取り扱っている化粧品をご紹介するところなので、お客様一人ひとりに合わせたご紹介もできますし、化粧品メーカーに勤めるのとは違いルールはそれ程厳しくないかもしれません。

また、化粧品メーカーの枠を超えて沢山の化粧品とふれあい勉強できるので化粧品好きならば天職?かもしれませんね♪

 

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